二軒茶屋餅の歴史

二軒茶屋餅の創業は天正年間(一五七五年)。
「二軒茶屋」というのは町の名前で
伊勢中心部を流れる勢田川の船着き場に
当店の先祖である「角屋」と「湊屋」という
二軒の茶屋ができたことに由来し
そこから当店の餅は「二軒茶屋餅」と
呼ばれるようになったと伝えられています。

江戸期から昭和初期の勢田川水運は
お蔭参りで活気づく伊勢を支えた大動脈。
二軒茶屋は三河や遠江から船で伊勢湾を渡り
勢田川を上った舟参宮客で賑わっていました。
多くの旅人が餅で腹ごしらえをしながら
旅の始まりに胸を躍らせていたことでしょう。

昔と変わらぬ餅を茶屋にてお出ししながら
舟参宮客で賑わった土地の記憶・風土の物語を
未来へつなげていきたいと存じます。

貫く「生餅」への思い

二軒茶屋餅はこし餡を薄い餅皮で包んで
きな粉をまぶした素朴な餅です。

もち米を水でひたして蒸し
臼で充分についた昔ながらの生餅は
なめらかで柔らかな歯ごたえ。
時間を置くと硬くなるのが欠点ですが
餅本来のおいしさがあります。

先祖から受け継いだ大事な家伝の生餅
あっさりとした甘さのこし餡
きな粉の香りと三位一体で醸し出す味は
どこか懐かしさを感じさせます。

茶屋の餅ですから、旅の折にはぜひ
当店の縁台にて伊勢茶をすすりながら
出来立ての味わいをご賞味ください。

有限会社二軒茶屋餅角屋本店について

当店は、天正年間(1575年)創業の二軒茶屋餅、大正12年(1923年)創業の味噌・醤油の醸造業、そして平成9年(1997年)創業の伊勢角屋麦酒の3部門から成り立っています。
また、本店周辺には、川沿いに建つ蔵を活用し民具や道具などの古物を展示している民具館、伊勢角屋麦酒や味噌・醤油などをお求めいただける麦酒蔵、そして昔ながらの醸造風景が見られる味噌蔵もございます。
近くへお越しの際は、どうぞお立ち寄りいただき、本店にてつきたてのお餅とお茶を召し上がりながらご一服なさってください。

社名
有限会社二軒茶屋餅角屋本店(にけんぢゃやもちかどやほんてん)
代表者氏名
代表取締役社長 鈴木成宗(すずきなりひろ)
本店所在地
〒516-0017 三重県伊勢市神久6丁目8番25号
電話番号
0596-23-3040(代) FAX 0596-28-3040
本店営業時間
午前8時~午後6時(売り切れ次第終了)・年中無休

毎月25日は「黒あんの日」

毎月25日限定で、昔懐しい黒砂糖を使った
「黒あん二軒茶屋餅」をご用意しております。
営業時間 午前7時より(売り切れ次第終了)

※本店・麦酒蔵の営業時間はFacebookページで最新情報をご確認ください。

※民具館は、本店の営業時間に準じます。

※味噌蔵見学希望の方は、事前に0596-23-2880(麦酒蔵)までお問い合わせください。

※商談や取材などご希望の方は、お問い合わせページよりご連絡ください。

アクセス

〒516-0017 三重県伊勢市神久6丁目8−25
TEL.0596-23-3040

お問い合わせ

二軒茶屋餅角屋本店の営業時間等のお問い合わせは
0596-23-3040へお電話にてご連絡ください。
商談・取材等のお問い合わせは
以下のメールフォームよりご連絡ください。

お問い合わせ
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